War on Terror

「Escalate violenceである」

20世紀以来の暴力思考が止まらない。イスラエルとパレスチナの関係は悪くなるばかり。武器もテクノロジーも変化している。オバマは、イラクでのブッシュの失敗に懲りたのか、アフガンでの兵隊の死に悔いたのか、無人爆撃機ドローンを使っている。遠隔操作による攻撃である。

「ドローンはやめてくれ」

パキスタンの議員が「ドローンはやめてくれ」と言っている。誤爆によって、テロとは無縁の一般人が死んでいるからだ。他方、ドローンを遠隔操作して、勲章をもらった元米兵は、1600人も殺した重圧に、苦しんでいる心情を吐露していた。兵器は進化するが、人間のこころは止まったままである。デジタル的な攻撃に、むしろemotional degreeが高まり血圧があがる。

「自爆という選択」

Suicide bombが世界の人々を恐怖に陥れている。「あれは、日本の発明、特攻じゃないか」と、いう人もいる。ちなみに「Oyako-sinjuu、親子心中」も日本独特といわれており、「米兵に辱められることを恐れた母が、娘を殺害し、母は自殺した、他殺と自殺の手法」と、米国の刑事ドラマで説明されていた。

核爆弾の廃棄が進まず、むしろプルトニウムがこっそり流出してしまう時代になった。数キロのプルトニウムがあれば、原爆がつくれてしまう。高校生がネット情報を参考にすれば工作できる、という凶器と狂気が合体した時代になっている。

「おっそろしいなあ、人間って」

犬や猫や狸や豚が、集まって、人間というのは恐ろしい動物だ。何をするかわからない動物だ、「人間みたいになったら、いけないよ」と、注意しあっているらしい。森林を裸にし、山を壊し、空気を汚し、川を汚し、海にゴミを捨て、「いい加減にしてくれよ」と、スズメもクジラも、カモメのジョナサンもいっている。

「war on terror、war on human、ワーワーワー、ワンワン、ニャンニャン、ブーブー」と、動物たちの大合唱。そのうち、動物センサーで、彼らの意見が聞くことができるらしいが、war on animal、人間への批判で世界がうるさくなる、かもしれない。ミッキーも、カンフーパンダも、101匹わんちゃんも、人間へのクレームの大合唱。