日別アーカイブ: 2013/10/13

Good for America Is Not Good for World

「田舎に若者が増えたよ」

イランの話である。アメリカモデルにならったパーレビ時代に、8割くらいまで落ちた農業自給率が、200%にまで回復した。いまや欧州に輸出している。「アメリカモデルにならったら、都会に人が集まりすぎて、田舎が荒廃したが、脱アメリカで、強制的に若者が田舎に帰らされて、農村部が元気を取り戻した」という話である。De-Americanizationの副産物である。イランに行くと、道路標識はペルシャ語と英語だ。脱アメリカというが、反アメリカという感じはしない。

「大国と小国では、生きる道が違う」

大国と小国における、国の経営方法は同じでいいのか。ソ連崩壊後に石油サービスが止まったキューバはどうしたか。キューバはソ連の石油に依存していた社会であった。ところが突然、ソ連の支援がなくなった。人ごとではない。化石燃料は有限なのだ。キューバが直面したことは、いずれ世界が直面する問題かもしれない。キューバが先立って経験しただけのこと。「肥料も、農薬も、トラクターもなくなった」という状況になった。

「どうやって食っていくのか」

切実な問題に直面したキューバは、なりふりかまわず手を打った。まず、自家菜園を奨励。ベランダは食べ物づくりの場所にかわった。石油系肥料から有機肥料に切り替えた。昔ながらの方法、だけでは無理。農薬がないので、生態系を研究して、虫を生かして虫を退治する方法を採用した。無農薬方式による新しい農業の確立。

「医療の革新には、WHOも驚いた」

医薬品不足に陥った事態に対して、ワクチン開発で対応した。ワクチン開発の研究センターをつくり、世界から研究者を集めた。WHOが「嘘だろう」と疑い、調査団を派遣したところ、WHOを驚かすほどに成功していた。いまではワクチン輸出国になっている。

「医者はストリートにでていく」

病院で患者を待っていた医者を、ストリートに送りだし、デジタルカルテを駆使して、早期発見、早期治療に取り組み、コスト削減効果をあげた。これはde-Americanizationというわけではないが、石油依存型モデルからの脱却の成功事例だ。

「石油はもう古い」

原発は怖い。de-old-modelをどのように進めるか。グローバル社会はいま、新たなモデルを模索している。古いモデルの延長はわかりやすいが、明るい希望がない。だから、アメリカ自体が、de-Americanizationを目指している。