日別アーカイブ: 2013/10/27

Re-shape the World

「どういうふうに、世の中をreshapeするのか」

第一に、食と住の安心を確保する。病気になったときに、安心して治療できることも大切だ。その前提にたって、金がない人でも、楽しめる空間、みんなが集まれる場所、これがあったほうがいい。真面目に働いて、それなりに潤いのある人生が歩めるのが良いだろう。そういうことを基本として、もう一度、必要額をはじきだし、ベーススタンダードを設定する。すべては、そこからのreshape the worldのスタートだ。

「まずは、local highで考えてみる」

街としての理想は、古代ローマに始まったシエナのような、イタリアの古い街にある。中心街は高台にあり、広場になっている。車はここまで入っては行けない。広場は石畳で感じがいい。周りにぐるっと、オープンカフェが軒を連ねて、人々がゆったり茶を飲んでいる。広場の奥には、高い塔がある。階段を上れば、街が一望できる。塔には鐘があるが、カメラをつければ、竜巻などの災害にも役立つかもしれない。街のreshapeには、まず街のサイズ論を再考する必要がある。

「人が集まる場所のreshape。人生には楽しみがないと」

イギリスのピカデリーには、ミュージカルやショーがたくさん公演されている。人気のあるものから、売れないもの、値段もぴんきりだが、だいたい安い。大きな会場もあれば、小さな小屋もある。ちょっと歩けば、オペラハウスもある。老人から若者まで、楽しめる。帰りには、みなパブに直行する。あのホーキング博士も、車椅子で楽しんでいた。こういう楽しみに、補助をしたり、減税したり、工夫している国は多い。

「もっと気楽な食文化があってもいい」

ドイツのミュンヘンのホフブロイハウスは広々としていて、ビール好きにはたまらない場所だ。ブラジルでも体育館のようなサイズの場所で、インフレのきつい時代なのに、「どうせ、貨幣の価値はすぐになくなるから、飲もう」と、みんなが陽気に飲んでいた。

香港では、朝のおかゆを外で食べる老人が多い。安くて旨い。台湾でもそうだが、家族のディナーはレストランで食べた方が、家でつくるより安くつく。親戚や友達もテーブルに加わり、わいわいたべている。あの食文化システムは、経済合理性とともに、人間交流にいい。

「公園はもっと気分のいいものに」

フランスの公園は犬のフンだらけで、いただけないが、イギリスの公園は、安心して、芝生に寝ころがれる。都会の中心にちかいリージェントパークでも大丈夫。むろん無料だ。イランでは、公園でも宮殿でも、水を引いて涼を楽しみ、花を愛でている。気分が清々する。老人が一日過ごしても、のんびりできるような場所がいい。

「車中心の社会のreshape。新しい発想はないものか」

シンガポールでは、渋滞緩和のために、center of cityに入る車を、奇数ナンバーと偶数ナンバーで、隔日に規制している。オランダでは、自転車専用ロードがあって、自転車通勤には減税措置がある。イギリスでも、フランスでも、街中にレンタル自転車が設置されて、しかもデザインがいい。スイスでは、電車に自転車をのせられるし、オーストリアの路面電車はゆっくり走って便利でクリーンだ。老人がゆっくり歩いて気持ちがいい道、子供が走っても自転車にぶつけられない道、もっと賢く優しい道であっていい。アメリカには、30キロ以上出せない街がある。

「もっと、パブリックをいいものに」

オーストラリアのゴルフ場は、夕方になると、近隣の人たちが家族で散歩している。イギリスでも、犬の散歩をしている。ゴルファーも心得たものだ。土地は、私有であっても、パブリック性をもっている。アブダビでは、世界のテクノロジーを集めて、完全ゼロエミッションのリサイクルシティの実験をしている。リニアモーター的なスピードだけが、時代ニーズではないのだ。

「医者と病院のreshapeは、既に世界的に始まっている」

キューバの医師は街に出て、カルテをつくり、早期発見、早期治療で効果を上げた。医師はストリートにいるのである。アフリカでは、医師不在の村に、医師が巡回して健康診断し、病院を紹介している。On the wireの時代、心音であれ、血液であれ、デジタル情報化されているのであるから、田舎町の診断情報を病院に飛ばすことができる。

アメリカでは、スマホを使い、個人の血圧や心拍のセンサーの情報化をすすめている。いちいち病院に行かなくても、安心が得られる。こうしたデジタル医療の仕組み構築に、いちばん力をいれているのが、ビルゲイツだ。アフリカなど、医師と病院の少ないエリアの状況に革命をもたらす、と主張している。

いまや、Reshape the every placeである。